「運動が健康に良い」というのは誰もが知っていますが、日常のちょっとした動き(立つ・歩く・階段を使う)も心の健康に影響することが研究で明らかになっています。

日常の活動が幸福度を高める

スマートフォンのセンサーを活用した大規模調査によると、普段からよく動く人ほど幸福度が高いことが分かりました。特に、運動だけでなく、日常生活の中での小さな動き(例えば、席を立つ、歩く、家事をするなど)も幸福感と関連があるそうです。

なぜ活動が気分を良くするのか?

  1. 血流が促進され、脳が活性化される
  2. ストレスが軽減し、リフレッシュ効果がある
  3. 「動く=健康的」という意識が自信につながる

オフィスでもできる「動く」習慣

  • 1時間に1回、席を立つ(伸びをする・軽く歩く)
  • エレベーターより階段を使う
  • 通勤時に1駅分歩く

長時間座りっぱなしの生活を少し変えるだけで、心も体もリフレッシュできます。仕事の合間に意識的に動く習慣を取り入れ、健康で快適な毎日を送りましょう。

参考文献:Lathia,N. et al. PLosOne 2017

(文責:立命館大学スポーツ科学部 藤田聡)